6回ウラ。
ここで決めなければサドンデス。
選手たちと円陣の際、
"サドンデスはいらないからここで決めるぞ"
とゲキを飛ばす。
サドンデスに持ち込むと南クラブが好打順に
なる為、必ず流れが変わる。
そこは、なんとしても阻止したい。
うちは、2番から好打順。
しかし、思うようにはいかない。
しゅん、げんたが塁に出れず2アウト。
だが、タフィーズはこのままで終わらなかった。
こうせいがヒットを打ち、2アウトランナー1塁。
ここで流れを一気に変えないと
その時、私の頭の中に何かがよぎる。
それは、2009年WBCの台湾戦。
3-2で台湾がリード。もう後がない。
9回表2アウトランナー1塁。
ランナー、鳥谷選手。バッター、井端選手。
鳥谷選手がまさかの初球からの好盗塁。
2アウトランナー2塁。そして井端選手の左中間に
打球が飛び、同点に追いついた
誰もが記憶に残る好試合!
こうせいを動かすしかないと...
カウント2ボール1ストライク。ここでこうせい
のみ、盗塁のサイン。
バッターは、たける。たけるには、ノーサイン。
しかし、ファール。
カウント2ボール2ストライク。
もう一度、仕掛けた。こうせいGO!
ボールが外にワンバンに外れて盗塁成功。
カウント3ボール2ストライク
ランナー2塁。
勝負を決める準備が整った。
あとは、たけるに任せる!皆が緊張する中
6球目、たけるがフルスイングした。
みんなが、打球のゆくえを追う。
綺麗に右中間に打球がドンドン伸びていく。
そして、こうせいにホームまでGOと。
3塁を蹴り、ホームへ
サヨナラ勝ち!
こうせい、たける よくやった👍
選手、スタッフ、父兄
皆が笑顔に変わった瞬間であった😁
明日へ続く...🙇♂️